小児歯科
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子どもの歯について
私たちが考える小児歯科とは
子どものむし歯治療やフッ素塗布などの予防処置や栄養食事指導、咬合改善の矯正治療等を通じて子ども達の成長・発育を助ける歯科医療です。対象年齢は、お母さんのお腹の中にいる胎生期から出産後の0歳 ~ 15歳位までです。永久歯は、萌出後3年間かけてその根ができあがります。
たとえば、12歳臼歯と呼ばれている6歳臼歯の奥の歯は、15歳で根が完成します。
そうしますと一般的には、親不知を除いた28本の歯牙は全て15歳で生えそろうことになります。
生えてから1~2年が勝負
歯は、生えてから1~2年間のケアをかかさないことが大事です。この時期に、徹底したケアをすることで、生涯むし歯になりにくい歯質・生活習慣ができます。これは、乳歯も永久歯も同じです。生涯にわたる口腔環境を守るために、この時期に何をすべきか正しい知識を得ることが重要で、理想は毎日の歯磨きの習慣づけと定期的にプロのケアを受けることです。
お子様の健康な口腔環境は、ご両親と我々歯科医院が協力してつくっていくものです。わからないことがございましたら、まずは来院していただいて、お話をお聞かせください。
子どもの成長は個人差
子どもの歯科治療も、削ったり、詰めるなど、ほとんど大人の治療といっしょです。
なるべく治療をしないように努めていきますが、症状によっては虫歯治療が必要になることがあります。
理由は、食生活と歯ブラシ等の習慣によって虫歯ができるためです。
ただ、大人の歯科治療とは根本的に異なる点があります。それは、通常だと白い詰め物で行っていきますが、むし歯の状態によっては銀の詰め物や、被せ物の方が有利になります。
見た目は少し気になりますが、生え変わりまでの辛抱です。その代りにダツリや再度のむし歯になるリスクを下げてくれます。特に銀の被せ物については、治療期間や時間も短く、生え変わりまでダツリすることはありません。金属アレルギーを心配される方もあるかと思いますが、永久歯の生え変わりまでの短期間なので心配ありません。私自身30年間、乳歯冠や銀の詰め物を使用してきましたが、アレルギー症状をおこされたお子様には遭遇しておりません。
逆に白い詰め物で気づかないうちに、一部が破損やダツリして、新たにむし歯が進行してしまったり、何度もダツリしてうまく咬めない期間が続くことの方が成長発育に問題です。
お子様の白い詰め物の場合は、欠けたり、隙間が空いたりすることが多いので、定期的に詰めた所の確認が必要です。
子どもの歯や顎は日々成長しているということです。まったく何も生えていない状態から永久歯が生え揃う時期まで、さまざまに変化することを予測しながら治療を行なうことが必要です。当院では、歯科的な知識はもちろん、子どもの心理・生活を理解し、年齢に応じた病気の特徴を考えたうえで適切な治療を心がけています。
子どもの歯、つまり乳歯は大人の歯に比べ柔らかいのでむし歯になりやすい傾向があります。早期発見・経過観察・治療というプロセスを経るためにも小さい虫歯、色の変化を見つけたらぜひご相談ください。
正しい歯磨きの指導
健康な歯のためには、やはり口の中を清潔に保つために歯磨きの習慣はとても大切です。理想は歯が生える前から絵本や歯磨きのマネなどで歯を磨くイメージを持たせるなどのスキンシップから。歯が生えて、幼児になることから自分で磨く習慣、大きくなってきたら磨き残しのない正しいブラッシングを習得できるよう磨き方の指導も大切です。当院ではお子様の年齢に合わせたお口のケアについても丁寧にお答えします。
歯垢をしっかり落とす
子どもの歯、つまり乳歯は大人の歯に比べ柔らかいのでむし歯になりやすい傾向があります。当院では定期的に歯のお掃除(歯垢除去)を行うことで、虫歯予防はもちろん、早期発見しやすくし健康な乳歯の環境を整えていきます。また、早期の治療のためにも小さい虫歯や歯の色の変化を見つけたらお早めにご相談ください。
細菌を増やさない
歯が生えて間もないお子様の虫歯予防に効果的なのがフッ素塗布で、毎月でも保険で塗布ができるので安心して定期的な虫歯予防が可能です。厚生労働省より「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定されている当院では、子どもだけでなく大人も毎月フッ素塗布に健康保険が適用されます。
できるだけ痛くないように
患者様が持つ「治療への恐怖感」をできるだけやわらげるよう、当院では、表面麻酔を使用して、麻酔液の温度管理を行いながら、電動麻酔注射器を使用しておりますので、できるだけ患者様の痛みがない状態での治療が可能です。痛みや恐怖感があれば、まずはお気軽にお声をかけてください。お話をお聞きしてご安心いただきながら治療を進めてまいります。
表面麻酔
麻酔注射の痛みを無くすために、注射の前に表面麻酔で皮膚の粘膜の知覚を麻痺させます。麻酔注射のチクッとする痛みが気になる方も安心です。
電動麻酔注射器
麻酔液の注入速度が一定でないと痛みを感じることがあるため、一定の速度で注入できる電動麻酔注射を使用しています。
麻酔液の温度管理
麻酔薬や注射器だけではなく、麻酔液が冷たかったりしては、注射の感覚を感じる場合があります。
当院では麻酔液の温度を体温に近い状態で施術をいたします。
ご予約・ご相談はお電話で
048-940-8051