2018/12/07
西方ファミリー歯科の理事長の金子です。
今回は、噛み合わせの調整について書いていこうと思います。 表題にも書きましたが、私はいつも厚さが
12μm(マイクロメーター)のドイツ製の薄い咬合紙を使用しています。
まずは、μm(マイクロメーター) 単位について確認します。
1mmは1000μm(マイクロメートル、ミクロン)なので、0.012mmは12 ミクロンということになります。
身近なもので確認すると髪の毛ですね。
太い毛で 0.1mm、細いもので0.06mm程度です。約0.08mm前後が平均的な太さのようです。
最近、診療していて感じるのは、噛み合わせがズレている方が多く見受けられるという事です。具体的には
噛み合わせがズレると、そのズレから筋肉に凝りが出てしまい結果として関節の動きも悪くなってしまいます
お口回りの筋肉をほぐすだけで顎の関節の違和感等は無くなります。
それと同時に噛み合わせの調整も12μmの咬合紙を使用して行います。 以前は患者さん本人に咬んで
頂いて早期接触する歯牙や干渉(引っかかる場所)部位を削ってましたが、咬み方の癖や力の入れ方で
削る量がかなり多くなることに気がつきました。その後は、私の方で顎を誘導して顎が自然に収まる位置で
調整をしています。すると大幅に調整量が減りましたね。
その結果、いつも調整するのは、20μm程度です。範囲も狭く、点で1,2箇所ですね。
それでかなり噛み合わせが変わります。
先ほどの身近なものという事で削る量を説明するときは、髪の毛1本の4分の1位という事で同意を得て
行なっています。たまに1度では、足りない時がありますが、その場合は2回行って髪の毛1本の半分位です
ね。 私の臨床の感覚では、両方の歯牙で同様にキチンと咬めている方は少ないように思えます。
噛み合わせが気になる方は、是非一度お声掛け下さい。
★ 越谷市西方の西方ファミリー歯科について ★
当院では、おくちの中に関する色々なトラブルや気になる事がある方々に最新の医療サービスを行っております。
来院される方全員には、なるべく痛みのない治療を心がけております。具体的には、表面麻酔を塗布後に電動注射器等を用いて細い針で時間をかけてゆっくりと麻酔をしていきます。
歯並びの気になる方々には矯正の専門医による歯列矯正、入れ歯が苦手な方々にはインプラント専門医によるインプラント治療、
スポーツを行う方々には、お子様も含めてスポーツマウスガードの製作、調整、栄養指導、
綺麗な白い歯をご希望の方々には、特別な光照射器を用いたオフィスホワイトニングやご自宅で時間をかけてゆっくりと行って頂くホームホワイトニングを歯の色調を写真と機器を用いた数字で表記、
歯周病が気になるあるいは心配な方々には、口腔内規格写真撮影法でデジタルカメラでお口の記録を取りながら行う歯科衛生士による歯周治療とメインテナンス、
むし歯が気になる方々やむし歯が心配な方々には、虫歯の原因が簡単に分かる唾液検査(実費1000円)やダイアグノデントという痛みも副作用もない機器でのむし歯の進行程度を確認しフッ素塗布、
かみ合わせや顎の違和感や顎の雑音が気になる方々には、ミクロン単位でのかみ合わせ調整や顎関節の治療、お口周りの筋肉のマッサージ、
入れ歯を入れている感覚があまりないチタン床義歯、見た目が気になる方には、金具がない入れ歯治療、
来院が難しい方々には、訪問歯科診療や施設訪問歯科診療等、
多岐にわたりご要望にお答え出来るように日々研鑽に努めております。 土日の休日診療も行っております。 宜しくお願い致します。