2020/08/14
イルカがマークの西方ファミリー歯科の理事長の金子です。
本日のお話は、筋肉の凝りによって噛み合わせの位置が、変わる??です。
日常生活の習慣や運動時の噛みしめ等で、筋肉が硬化・短縮することによる弊害での注意点は、
顎位の変化(噛み合わせの位置がかわる)が起こることです。
臨床的に、顎の関節の雑音やお口が開きずらい・噛みづらい・噛み合わせが悪いなどの方々に
多くみられます。
顎の関節は、身体の他の関節と違い特別な関節で、顎骨には歯という道具がついています。
身体の他の骨格筋等の筋肉は、骨に付属するものは特にない為、筋肉が多少硬化しても
可動域が狭くなる等の低下するぐらいで、実生活には影響は出ません。
顎では、歯という道具が付いているためにこの道具である歯に狂いが生じてきます。
例を挙げますと、ハサミの先やピンセットは先が合わさる先端部にズレが生じると全く機能しなく
なります。歯列によって構成される咬合も全く同様で顎の位置が少し変わるだけで機能に悪影響を
もたらします。結論としては、噛む筋肉の短縮(凝り)は、顎位を変化させます。
上記で挙げた不快症状も顎位の変化による場合が多いです。
お口周りの筋肉の硬化・短縮を元にもどすためには、マッサージなどの理学療法を行います。
マッサージ中は、複式呼吸で筋肉の緊張を取り除きながら行う事が大切です。
マッサージで顎位が戻ったら、噛み合わせの位置で歯の当たりを確認します。
関節の動きも同時に確認しますので、動きが悪い側の関節を伸ばすようにして両方均等に顎の関節
が動くようにして、ご自身に実感してもらいます。
後は、日常生活での筋肉の収縮が起こるような、動作(歯と歯を常に合わせる・頬杖をつく等)
に注意を払ってもらえるように指導します。
噛み合わせでお悩みの方は、是非、ご相談ください。
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